自由と非合理的な行動
植木等が分かっちゃいるけど、やめられない、と歌うように、人は時折非合理的な行動を取りがちだ。
かく言う自分もそういう質で、交通費が7000円近くかかる中でオケの練習のために毎週の如く東京入りしてたこともあったり、次の日仕事なのにも関わらず、二日酔いになるくらいまで酒を飲んだりと非合理的な行動の方がとってるんじゃないかと思えてくる。
それでも非合理的な行動を人間はなぜとるのか。それは非合理的な行動に自由を見出してるから、と個人的には考えてる。
人は社会生活を営む中で合理的な行動を求められがちだ。合理的な行動をせずに非合理的な行動をとれば、自分自身が経済的な損失を食らったり、誰かから怒られたり下手すれば社会的に〇されかねない。
しかし社会から合理的な行動を求められれば求められる程、そこに個人の自由を挟む余地は減っていくし、逆に敢えて非合理的な行動を取るのであれば個人の持つ自由を行使しなければできないだろう。
歴史を見ればわかるように、人間は自由を求める生き物だ。だからこそ個人の自由を行使しなければできない「非合理的な行動」をとりがちなのではないだろうか。
なればこそ、自由をこよなく愛する自分はこれからささやかな「非合理的な行動」をしようと思う。乾杯。